エンジニアの求人
エンジニアの求人は、業種を問わずとても多くあります。エンジニアとして一つの企業に長年勤めていると、企業はその人にエンジニアとしてではなくマネージャーとしての資質を求め、そこにポストを用意します。エンジニアリングを知っているマネージャーは、かなりの戦力です。そこで、エンジニアの補充が常に必要となってきます。しかし、エンジニアという性質上、何かしらのこだわりないし引き出しを持っていて、企業の理想とするような人材は極稀です。自分の腕を信じていつか独立を考えている野心家も多く、プロフェッショナルになればなるほど企業への忠誠心も往々にして低いものです。実際に、エンジニアリング業界の人材は非常に流動的です。
エンジニアの求人で求められるものはその道のプロフェッショナルであるに越したことはありませんが、そこまでスキルが完全にマッチする人物がそれほど多くいるわけではありません。そのような方は、ライバル企業との競争に勝ち抜いて獲得しなければなりません。そこで、多くの場合はスキルのアンマッチを重視しません。重要なのは、エンジニアとしての考え方と業務の方法を知っているかというところとなります。例えば、全く異業種のエンジニアであったとしても、エンジニアとしての資質を持っていればその業界・技術を習得するのに多くの時間を要さないことを企業は知っているからです。むしろ、あえて未経験の部門のエンジニアとして採用する場合もあります。
企業がエンジニアに求めるものは、同業種のノウハウではなく、エンジニアとして、何をどのように、どのくらいの期間で、どのような結末に導いたか、といったプロセスをどのくらい行ったかという経験値と、今後の新しいテクノロジーへの探究心です。
逆に、求職者からすれば、エンジニア求人に臆することは何もありません。全く未経験の分野でも、自分のエンジニアリング経験をしっかりとレポートし、新しい技術にトライする気概だけあれば新たなスキルを手に入れるチャンスでもあります。